館長の不定期記

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zoom RSS 事実上さよならAPS

<<   作成日時 : 2011/07/10 16:42   >>

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写真をやっている人間にとっては一つ寂しいニュースが入ってきました。富士フイルムがAPSフィルムの生産を終了、出荷も在庫限りで終了するのだそうです。

APSとは1990年代後半に鳴り物入りで登場した新しい写真の規格。フィルムの途中交換や日時・設定の記録をサポートするなど、当時の(というか今もだけど)35mmフィルムの欠点を解消するというのが売りでした。

しかしいかんせん時期と仕様が中途半端でした。プロ・上級者から見ると「コマ当たり面積が小さい=画質が悪くなる」という欠点、逆に一般から見ると現像後の扱い勝手がそれほど良くなっていない、そして致命的だったのが「気軽にパソコンに取り込み、インターネットを通じて送受信できない」ということ。もちろん取り込み作業を経れば可能ですが、その面倒な取り込み作業をする必要のないものが台頭してきたのです。その名はデジタルカメラ、さらにはカメラ付き携帯電話。

つまり、今にして思えばAPSは「登場が遅すぎた写真システム」なのかもしれません。あと10年ほど早く登場していれば少なくともコンパクトカメラ市場を支配でき、その分衰退を遅らせることができたのかもしれません…が結局デジカメにはかなわなかったかもしれないですし。

一般向け銀塩ネガフィルムは写ルンですなど「レンズ付きフィルム」という形でもしぶとく生き残っています。が、一時期APS規格が採用されるも現在は35mmフィルムに戻ることに。何しろ「途中でフィルム交換」なんて仕様、写ルンですではいらないですし。

DSC_9901しかし、結果的にではありますが、APSの魂はちゃっかり生きていたりします。それは一眼レフデジカメ。この写真を撮ったニコンD70もそうです。撮像素子(つまりは写真に写る範囲)がAPSの1コマに近いサイズということで「APS-Cサイズ」とも呼ばれます(もっともニコンは「DXフォーマット」という名前で呼んでいますが)。

画素数・画素当たり面積ではどうしても35mmフィルム相当の素子にはかないませんが、APS-Cサイズには製造コストが安くなる、光が入る範囲の周辺部を切るのでレンズによるゆがみが低減されるといったメリットがあります。そしてこの写真でも大きく生かしているのが焦点距離を35mmフィルム換算約1.5倍に補正すること。この写真、松山城から手持ちレンズの限界である300mmで撮影したものですが1.5倍換算で35mmフィルムで言うと450mm相当になります。おかげで雨がすごいのですが、同じレンズで35mmフィルム(あるいはそれ相当のデジカメ)だとここまで電車を大きくすることはできなかったでしょう。

短い間でしたけど、お疲れ様でした。



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