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zoom RSS 【クイズ】東京都内で60Hz(答えあり)

<<   作成日時 : 2006/10/26 10:09   >>

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発電所で作られ、われわれのところや工場などに送られる電気。この電気は交流で流れてきますが、東京など東日本は周波数50Hz、名古屋・大阪など西日本は60Hzと2種類あって場所によって周波数が分かれています。ところが、50Hz地域であるはずの東京都・神奈川県内でいとも簡単に60Hzの電気を使っている場面に出くわすことが可能だったりします。さて、それは一体どこでしょうか?























まあ、あまり引っ張るつもりもないので答えを書きますが。

正解は「東海道新幹線」。ここでは60Hzの交流電流を使って新幹線の電車を動かしています。ちなみに東北新幹線などは東京都内では50Hzなのではずれ(神奈川県はかすってすらいないし)。では、何でこんなややこしいことをしているのでしょうか?

それには昭和30年代、新幹線を作るところからお話しないといけませんね。新幹線を作る際、どうやって電力を供給するか、という話になりました。当時(今でもですが)都市部にある直流電化には新幹線レベルまで持っていくには致命的な欠点がありました。「直流電化だと電圧をあまり上げすぎることができない(交流だと変圧器を車両に載せることで解決できる)」「かといって電圧を下げると送電ロスなどが大きい」。ということで、ちょうどそのころ開発した交流電化を採用することになったのです。

ところが、東海道新幹線は50Hzと60Hzの地域をまたぐのに当時はなかなか複数の周波数に対応した電気製品ができていませんでした。Wikipedia「交流電化」の「その他-新幹線と商用周波数」によると、特にATCが対応していなかったようです。

というわけで当時の国鉄は「東京まで60Hz」にすることを選択。しかも、静岡の方で受け取った電気を東京まで持ってくるのではなく、現地調達した電気をわざわざ周波数変換装置で50Hzから60Hzに変換しているのです。もっとも、当時の変換装置の構造は単純といえば単純で50Hzでモーターを回しそのエネルギーで60Hzの発電機を回して発電するという代物ですが。

技術は進歩し、国鉄もJRになって新幹線の輸送力も伸びる中、先日東海道新幹線を担当するJR東海からこんな発表が。

東海道新幹線の電源設備増強について

(中略)
1.工事概要
(1)周波数変換変電所新設 … 1箇所(沼津)
(以下略)
この周波数変換装置はインバーターを使っているそうで、大変効率化できるとのこと、それでこの記事を書いた、というわけです。



ちなみに。

その後、「複数周波数に対応する鉄道車両」は実用化されまして、電気機関車ではEF81形が「直流の大阪-交流60Hzの北陸本線-直流の新潟県内-交流50Hzの羽越・奥羽本線で青森」等というルートを走っています。電車も例外ではなく485系が昔このルートを走り抜いていました。さらには新幹線の「複数周波数」も長野新幹線で実用化されています。これについては北陸方面に伸ばすことへの兼ね合いも含まれますね。

ただ、やはりコストはかかるようで、最近の車両ではJR貨物の電気機関車を除いては例が少ないようです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
電気とかを発電しないはずだったの。
BlogPetのにゃこた
URL
2006/10/27 18:44
でもあなたすでにURLのところで占っちゃってますからー!
なかたん
URL
2006/10/28 11:28

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