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zoom RSS 骨抜き特区 または病院と株式会社の奇妙な関係

<<   作成日時 : 2004/10/19 14:20   >>

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小泉内閣の改革の目玉の一つ、構造改革特区。その特区に、「特産品として骨抜き魚の製造と販売を認める」骨抜き特区ができました。そんなわけないでしょ、大嘘です。

朝日新聞の18日の報道に、
 株式会社による病院経営を地域限定で認める構造改革特区の認定申請で、応募した自治体がゼロだったことが18日分かった。
という報道がありました。現在、株式会社が新たに病院を作ることは認められていません。その規制を緩和する特区で株式会社立の新病院を作ろうという動きを期待したのですが、誰も手を上げなかったというわけです。

その原因と考えられるのは、「新しい株式会社立病院がしてもいい治療は健康保険で認められない高度なものに限り、保険医療をしてはだめ」という規制の強さ。規制が強すぎて誰もやらない特区なんて骨抜き以外の何物でもないですね。ここでいつも問題になるのは「全国民への公平かつ十分な医療」というもの。株式会社に病院をさせることでコストダウンばかりに目が行き十分な医療が施されないという意見があるようですが、果たしてそうでしょうか。

実はその前の日、こんな記事がありました。
 経済産業省の支援を受けて、電子化したカルテを地域の医療機関で共有し、病院や診療所間の連携に役立てる取り組みが、全国各地で次々と休止に追い込まれている。 …(中略)… 経産省医療・福祉機器産業室は相次ぐ休止について、「費用や入力の手間がかかっても、効率化といった目的を追求するシステムなのに、ムードで手を挙げた団体もあるのではないか」とする。
一般の医療機関でも効率化とコストダウンが求められているのは同じです。自分の目先の都合しか考えないというあたり、どこかのプ○野球と一緒。こういうところにこそ新しい力を導入して病院経営の強化、診療の質向上を図ってほしいものです。どうでしょう、ライ○ドアさん、○天さん、ソフトバ○クさん(笑)

さらにもうひとつ。株式会社立の「新しい」病院がどうたらこうたら、とわざわざ「新しい」をつける理由なんですが、すでに「株式会社立の病院」というものは日本に存在します。昔は株式会社立の病院を作ることが認められており、規制強化後も既存のところについてはそのままなのです。かの有名な大企業も病院を持っています。株式会社立病院の規制がナンセンスだということがこれでお分かりいただけましたね。

こんな骨抜き特区を作るくらいなら、大幅なナンセンス規制の緩和と、あとは健康保険医療の充実・拡大をお願いします。いつも困っているのは患者です。

アクセスありがとうございます。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
麻生総務相の関係する会社も病院をお持ちのようで..
http://www.yorozubp.com/0409/040908.htm
まな
2004/11/04 01:11
まなさん、はじめまして。
この病院のことは存じています。さすがに行ったことはないですが。
この病院、地元では有名なようですね。
なかたん
2004/11/04 14:31

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